イタリアワインの王 バローロ
イタリアで最も名声の高いワインがバローロです。かつてジュリアス・シーザーも魅了され、このワインを大量にローマまで持ち帰ったという逸話も残されているほど。
ピエモンテ州のクーネオ県とアスティ県の一部を含む地域は、ランゲと呼ばれイタリアワインの王、バローロの生産地です。ローマ時代からすでに良質のワインの産地であったこの地域に、バローロに使われるネッビオーロ種が生まれたのは13世紀半ば頃です。17世紀に入り、後にイタリア統一国家の王となるサボイア家がピエモンテを支配すると、バローロを中心とするランゲのワインは、トリノ貴族階級や宮廷に献上されはじめます。これがバローロが王様のワインと言われる所以です。
バローロは1980年、イタリアで最初にDOCG(原産地統制保証呼称ワイン)の指定を受け、最低アルコール分は13%。必要熟成年月3年以上。5年以上熟成したものはリゼルバと表示されます。またフランスのボルドーやブルゴーニュ地方のワインとよく比較され、オレンジ色を帯びた見事なガーネット色で、苦味もありますが、熟成が進むにつれネッビオーロ種の特性が現れ、芳香で深みのある味わいが際だってきます。
スケールが大きく何十年の熟成に耐える素晴らしいワインはまさにイタリアワインの神髄です。 |